お金を増やす(資産運用の基本)

【2026年版】楽天証券NISAのキャンペーンとポイントを整理|今から始めるならどれがお得?

「NISAを始めたいけれど、今キャンペーンはやっているの?」
「後から『あの時に始めておけばもっとポイントがもらえたのに』と後悔したくない……」

将来のために資産形成を考え始めたものの、このような疑問で最初の一歩を踏み出せないケースは少なくありません。特に楽天証券のようなネット証券では、ポイント還元やキャンペーンの情報が多岐にわたり、「結局、自分にとって何が得なのか」が見えにくくなっています。

会社員のAさん(30代)は、「友人が『楽天証券はお得』と言っていたので口座を作ろうとしたが、キャンペーンの条件が複雑で、エントリーを忘れて損をした気がする」と話します。資産形成の本質は長く続けることですが、スタート段階での「損をしたくない」という心理は、行動を遅らせる大きな要因になり得ます。

SNS上の口コミを見ても、「キャンペーンで〇〇ポイントもらえた」という喜びの声がある一方で、「条件を勘違いしていて対象外だった」「ポイントのために無理な買い方をしてしまった」という失敗談も散見されます。

本記事では、楽天証券でNISAを始める際に知っておくべき「キャンペーンの種類」「ポイント還元の仕組み」を整理します。お得さはあくまで「おまけ」ですが、仕組みを正しく理解することで、納得して資産形成をスタートできるようになります。

楽天証券NISAで使える主なキャンペーンの種類

楽天証券では、常に何らかのキャンペーンが開催されていますが、その内容は時期によって異なります。これからNISA口座を開設する人がまず押さえておくべきなのは、大きく分けて以下の3つのパターンです。

口座開設キャンペーン

これから新しく楽天証券の総合口座を開設する人を対象としたものです。一般的に、「口座開設」と「初期設定(マネーブリッジの登録など)」や「クイズへの回答」などが条件になることが多い傾向にあります。

  • 特徴: 新規ユーザー向けの最も基本的な特典。
  • 注意点: 常に開催されているとは限らず、金額や付与されるポイント数も時期によって変動します。「今すぐ始めることによる時間の利益(複利効果)」と「キャンペーン待ちの時間」を天秤にかける必要があります。
  • 確認方法: 公式サイトの「キャンペーン」ページで、「口座開設」のタグが付いたものをチェックします。

紹介キャンペーン

すでに楽天証券を利用している家族や友人から紹介を受けることで、紹介した人・された人の双方が特典を受け取れる仕組みです。

  • 特徴: 周囲に楽天証券ユーザーがいれば、比較的利用しやすいキャンペーンです。
  • 条件の例: 紹介URLから口座開設を行い、一定期間内に初期設定や入金を完了することなどが条件に含まれるケースが一般的です。
  • メリット: 身近な人と一緒に資産形成の話題を共有するきっかけにもなります。

期間限定キャンペーンの考え方

口座開設後も、「NISA口座の金融機関変更」や「特定の商品の購入」、「積立設定の開始」などを対象とした期間限定のキャンペーンが頻繁に行われます。

これらは一見お得に見えますが、「条件」をよく確認することが重要です。例えば、「〇〇万円以上の購入」や「特定の商品(アクティブファンド等)の購入」が条件になっている場合、初心者が無理をしてリスクの高い商品を買ってしまう本末転倒な事態になりかねません。

ポイントは「自分がやろうとしていたこと」と「キャンペーン条件」が重なった時だけ利用するというスタンスです。「キャンペーンのために投資額を増やす」ことは避けましょう。

ここに注意
キャンペーンの多くは「エントリー(応募)」が必須です。口座開設や入金を済ませた後でも、期間内であればエントリー可能な場合が多いので、手続きの合間に必ずキャンペーンページを確認する癖をつけましょう。

NISAでポイントが貯まる仕組み

「楽天証券=ポイントが貯まる」というイメージが定着していますが、NISA口座を持っているだけで自動的にポイントが増え続けるわけではありません。ポイントが付与されるには明確なルールとタイミングがあります。

どのタイミングでポイントが付くか

楽天証券でポイントが貯まる主なタイミングは、以下の2つに大別されます。

  1. 投資信託などの「購入時」(決済額に対する還元)
    • 毎月の積立などで、投資信託を購入する際の決済金額に応じてポイントが付きます。
    • これが現在、楽天証券を利用する最大のメリットとされています。
  2. 資産を「保有」している時(資産残高に対する還元)
    • 保有している投資信託の残高が、一定の金額に達した時点で付与されるポイントです。
    • 「はじめて100万円に達した時」「次は200万円に達した時」といった「達成時」に付与される形式が主流です(2025年時点の制度に基づく)。
    • 以前のように「持っているだけで毎月ポイントが入る」わけではない点に注意が必要です。

投資信託・積立との関係

NISAの「つみたて投資枠」を利用して毎月コツコツ投資信託を購入する場合、上記の「購入時」のポイント還元と相性が良く、自然とポイントが貯まる仕組みを作りやすいと言えます。

また、楽天グループのサービス利用状況(SPU:スーパーポイントアッププログラム)によっては、「ポイント投資(ポイントを使って投資信託を買うこと)」を行うことで、楽天市場での買い物がお得になる相乗効果も期待できます。
NISAでの資産形成を生活全体の節約につなげるためには、この「積立設定」と「ポイント利用設定」の連携がカギとなります。

勘違いしやすいポイント付与条件

よくある誤解として、「どんな買い方をしてもポイントが付く」と思われがちですが、いくつかの除外条件や上限があります。

  • 口座振替(銀行引き落とし)での購入: 通常、銀行口座からの引き落としで積立を行っても、購入時のポイント還元はありません(※楽天銀行との連携サービス等を除く)。
  • スポット購入(都度購入): カード積立以外の方法で、好きなタイミングで単発購入する場合は、決済によるポイント還元の対象外となるケースがほとんどです。
  • 上限額: クレジットカード決済や電子マネー決済でポイントが付く金額には、月ごとの上限(例:月5万円〜10万円まで)が設定されています。

制度を正しく理解せず、「とりあえず買えばお得」と考えていると、期待していたポイントが入らず落胆することになります。

楽天カード・楽天キャッシュはどこまで関係する?

楽天証券でNISAを始める際、多くの人が「楽天カードを作らないと損なのか?」「楽天キャッシュとは何か?」という点で迷います。
結論から言えば、これらは「投資信託の積立購入でポイントをもらうための決済手段」です。必ずしも必須ではありませんが、利用することで資産形成の効率が少し高まる仕組みになっています。

クレカ積立の位置づけ

「クレカ積立」とは、毎月の投資信託の購入代金をクレジットカード(楽天カード)で決済する方法です。

  • 最大のメリット: 決済額に応じてポイントが還元されます。銀行口座からの引き落としでは通常ポイントが付かないため、同じ金額を積み立てるならカード決済の方が単純にお得になります。
  • 仕組み: 毎月設定した金額(上限あり、例:月10万円まで)がカードから支払われ、後日カード利用代金として銀行口座から引き落とされます。
  • 還元率の違い: カードの種類(一般カード、ゴールドカードなど)や、購入する投資信託の種類(代行手数料の低いファンドかどうか)によって、ポイント還元率は異なります。

楽天キャッシュとの違い

もう一つの決済手段が、電子マネー「楽天キャッシュ」を使った積立です。クレカ積立とよく比較されますが、仕組みが少し異なります。

  • ポイント獲得の流れ: 楽天カードから楽天キャッシュへ「チャージ」する際にポイントが貯まります。つまり、「カードでチャージ(ポイント付与)→キャッシュで積立決済」という流れで間接的にポイントを得る方法です。
  • 併用のメリット: クレカ積立には月額の上限がありますが、楽天キャッシュ積立を併用することで、ポイント還元の対象となる積立金額の枠を広げることができます。「毎月の積立額が大きくなり、クレカ積立の上限を超えてしまう人」にとって有効な手段です。

無理にカードを作らなくてもいいケース

「お得」と聞くと、すぐにカードを作らなければならない気がしますが、以下のような場合は無理に用意する必要はありません。

  1. 手続きをシンプルに済ませたい場合: カードの発行審査や登録手続きが面倒で、そのせいでNISAの開始が遅れるくらいなら、まずは手持ちの銀行口座からの引き落としでスタートする方が「時間の利益」を得られます。
  2. クレジットカードを増やしたくない場合: 家計管理のためにカード枚数を絞っている人は、管理が複雑になるのを避けるために証券口座への入金や銀行引落を選ぶのも賢明な判断です。

ポイント還元はあくまで「数パーセント未満の補助」です。資産形成の成果は、ポイントの有無よりも「市場の成長」や「積立期間の長さ」によって大きく左右されることを忘れないでください。

ポイント投資はNISAと相性がいい?

楽天証券のNISA口座では、貯まった楽天ポイントを使って投資信託などを購入する「ポイント投資」が可能です。この機能は、特に投資初心者にとって精神的なハードルを下げる効果があります。

ポイント投資のメリット

現金の代わりにポイントを使うことには、いくつかの利点があります。

  • 「損」への恐怖感が薄れる: 自分の財布から出した現金ではなく、買い物などで貯まったポイントであれば、「もし値下がりしても、もともとなかったものと思える」という心理的な余裕が生まれます。
  • SPU(ポイントアップ)の対象になる: 楽天証券でポイントを使って投資信託を購入(+一定額以上の投資)すると、楽天市場での買い物時に付与されるポイント倍率が上がるプログラム(SPU)の対象になります。
    ※SPUの条件は変更されることがあるため、毎月の買い物前に確認が必要です。

少額から始めたい人との相性

「いきなり数万円も投資するのは怖い」という人にとって、ポイント投資は最適な練習台です。
例えば、「毎月100円分だけポイントで投資信託を買ってみる」といった使い方が可能です。少額であっても、実際に値動きを体験することで、資産運用に対する慣れや耐性が身につきます。
「余ったポイントを自動的に積立に充てる」設定をしておけば、意識せずに投資額を上乗せしていくこともできます。

過度な期待は禁物な理由

一方で、ポイント投資だけで老後資金などの大きな資産を作るのは困難です。

  • 規模の限界: 買い物で貯まるポイントは、通常月々数百〜数千ポイント程度です。数千万円という資産形成のゴールに対しては、あくまで「足し」にしかなりません。
  • 目的を見失わない: 「ポイントを貯めるために無駄な買い物をする」のは本末転倒です。また、ポイントはお金と同等の価値があるため、生活費の支払いに充てた方が家計全体の助けになる場合もあります。

ポイント投資は「投資への入り口」や「ちょっとした上乗せ」として活用し、資産形成の主力はやはり「現金による定額積立」に置くのが基本です。

キャンペーン目当てで始めるときの注意点

「もらえるものはもらいたい」というのは自然な心理ですが、キャンペーンやポイント獲得を最優先にしてNISAを運用しようとすると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

条件未達でポイントがもらえないケース

よくある失敗の一つが、複雑な適用条件を見落とすことです。

  • エントリー忘れ: 多くのキャンペーンは、口座開設や購入とは別に、専用ページでの「エントリーボタン」のクリックが必要です。これを忘れると、他の条件をすべて満たしていても対象外となります。
  • 対象期間のズレ: 「〇月〇日までに開設完了」という条件の場合、申し込み日ではなく、証券会社側の審査が完了した日が基準になることが一般的です。月末ギリギリに申し込むと間に合わないケースがあります。
  • 対象外の口座・商品: 「総合口座」の開設キャンペーンなのに「NISA口座」だけを見ていたり、対象商品が「指定のアクティブファンドのみ」であることに気づかず、インデックスファンドを買って対象外になる例もあります。

ポイント獲得のための短期売買はNISA向きではない

「取引するたびにポイントが付くなら、頻繁に売買すればいいのでは?」と考える人がいますが、これはNISAでは悪手となる場合が多いです。

  • 非課税枠の消費: 新NISAでは売却した分の非課税枠が翌年復活しますが、年間の投資枠(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)には上限があります。短期売買を繰り返すと、その年の枠を使い切ってしまい、肝心な時に非課税で投資できなくなる可能性があります。
  • 手数料負けのリスク: 投資信託によっては解約時に手数料(信託財産留保額)がかかるものがあります。わずかなポイントを得るために、それ以上のコストを支払っては意味がありません。

「お得」より大事な視点

資産形成において最も確実な「お得」とは、キャンペーンの数千ポイントではありません。「長期運用による複利効果」「非課税メリットの最大化」です。

目先のキャンペーン条件に合わせるために、自分のリスク許容度を超えた金額を投資したり、本来不要な商品を買ったりするのは本末転倒です。「キャンペーンはあくまで、自分の投資方針に合った時だけ利用するラッキーなもの」と割り切る姿勢が、結果として失敗を防ぎます。

結局、どう始めるのが一番後悔しにくい?

ここまで様々なキャンペーンやポイントの仕組みを見てきましたが、情報が多すぎて迷ってしまう人もいるかもしれません。最後に、最もシンプルで後悔しにくい始め方を整理します。

キャンペーンは“おまけ”という考え方

資産形成は10年、20年と続く長いマラソンです。スタート地点での数百円〜数千円の差は、長期的な運用成果から見れば誤差の範囲と言えます。
「一番お得なタイミング」を探して数ヶ月悩むよりも、「思い立った時にすぐ始めて、時間を味方につける」方が、将来的には資産を増やせる可能性が高まります。

迷ったら優先すべき順番

手続きに迷ったら、以下の優先順位で進めましょう。

  1. 口座開設(最優先): これがないと始まりません。まずはNISA口座を開設します。
  2. 決済設定(優先度・高): 毎月の積立を「楽天カード」または「楽天キャッシュ」で行う設定をします。これだけで、継続的なポイント還元(0.5%〜など)が確保できます。これだけで、一度きりのキャンペーンよりも効果の大きい「仕組み」です。
  3. キャンペーンエントリー(優先度・中): 口座開設後、その時点でエントリーできるキャンペーンがあれば参加します。「あればラッキー」程度に考え、血眼になって探す必要はありません。

まとめ:準備ができたらまずは少額から

楽天証券のNISAは、ポイント還元やキャンペーンが豊富ですが、それらはあくまで「資産形成を楽しく続けるための補助輪」です。
仕組みが理解できたら、まずは月額数千円などの無理のない範囲から設定を始めてみましょう。最初の一歩さえ踏み出せば、あとは自動で積立が進み、気づいた時にはポイントも資産も育っているはずです。


出典
楽天証券/キャンペーン一覧/2025年1月25日確認
楽天証券/「資産形成ポイント」の仕組み/2025年1月25日確認
楽天証券/ポイントプログラム(SPUなど)/2025年1月25日確認
楽天証券/クレジットカード決済/2025年1月25日確認
楽天証券/楽天キャッシュ決済/2025年1月25日確認
楽天証券/ポイント投資(投資信託)/2025年1月25日確認
楽天証券/NISA(ニーサ)/2025年1月25日確認
楽天証券/よくあるご質問/2025年1月25日確認

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