こんにちは!4歳と7歳のやんちゃな男の子たちを育児中のママ、しずくです。
最近、ニュースやSNSで「仮想通貨」や「ビットコイン」って言葉、よく見かけませんか?「すごい儲かった!」なんて景気のいい話も聞くけれど、その一方で「大損した」「詐欺だった」みたいな、ちょっと怖いニュースも目に飛び込んできて…。
NISAやiDeCoでコツコツ資産形成を始めたママにとっては、「興味はあるけど、なんだか得体が知れなくて怖いな」と感じるのが正直なところですよね。特に、子どもたちの将来のために大切に貯めているお金だと思うと、なおさら慎重になるものです。
でも、その「怖い」という気持ち、正体は一体何なのでしょう?
実は、漠然とした不安の多くは「よく知らないこと」が原因だったりします。この記事では、「仮想通貨の何が危険だと言われているのか?」その理由を一つひとつ丁寧にときほぐし、私たちママが安心して第一歩を踏み出すために「知っておくべき安全対策」を一緒に見ていきたいと思います。
怖さの正体がわかれば、きっと自分で「やる・やらない」を判断できるようになるはず。ぜひ、最後までお付き合いくださいね。
仮想通貨は危険?“怖い”と感じる主な理由を整理
まず、私たちが「仮想通貨ってなんだか危険そう…」と感じてしまう理由を、具体的に整理していきましょう。漠然とした不安も、こうして一つひとつ言葉にして見ていくと、どこに気をつければいいのかが見えてきますよ。
よくある「怖い話」5選(詐欺・ハッキング・暴落・送金ミス・情報漏洩)
ニュースや口コミで耳にする仮想通貨の怖い話は、だいたい以下の5つのパターンに分けられます。どれも大切なお金に関わることなので、ドキッとしてしまいますよね。
| リスクの種類 | 内容とたとえ話 |
|---|---|
| ① 詐欺・ハッキング | 「絶対に儲かる」といった甘い言葉で誘導されたり、取引所のIDやパスワードが盗まれて資産を抜き取られたりするケース。たとえるなら… ネットショッピングサイトを装った偽サイトでカード情報を入力してしまったり、銀行口座から不正出金されたりするイメージに近いです。 |
| ② 価格の暴落 | 1日で価値が半分になったり、逆に2倍になったりと、価格の変動(ボラティリティ)が非常に激しいこと。たとえるなら… 株価も日々変動しますが、その動きがジェットコースターのように激しいイメージです。高い時に買ってしまうと、大きな損失につながる可能性があります。 |
| ③ 送金ミス | 仮想通貨の送金先アドレス(口座番号のようなもの)を1文字でも間違えると、送ったお金が二度と戻ってこない可能性があること。たとえるなら… 銀行振込で間違った口座に振り込んでしまった場合、組戻し手続きができることもありますが、仮想通貨の世界では原則自己責任となり、取り返すのが極めて困難なんです。 |
| ④ 情報漏洩 | 利用している取引所がサイバー攻撃を受け、名前や住所などの個人情報が流出してしまうリスク。たとえるなら… これは他のWebサービスと同様のリスクですね。信頼できるサービスを選ぶことが重要になります。 |
| ⑤ 税金計算の複雑さ | 仮想通貨で得た利益は「雑所得」として扱われ、給与など他の所得と合算して税金を計算する必要があります。この計算が少し複雑で、知らずにいると後から追徴課税を求められることも。たとえるなら… 副業で収入を得た時に、自分で確定申告が必要になるのと同じです。利益が出たら納税の義務があることを覚えておく必要があります。 |
こうして見ると、仮想通貨特有のリスクもあれば、インターネットを使う上で共通する注意点もありますね。
実際に起きたCoincheck事件(2018年)とその後の改善策
「仮想通貨のハッキング」と聞いて、多くの方が思い出すのが、2018年に起きた「コインチェック事件」ではないでしょうか。この事件は、仮想通貨のリスクを象徴する出来事として大きく報道されたので、安全性に疑問を感じるきっかけになった方も多いと思います。
この事件では、ハッキングによって当時約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が外部に流出してしまいました。このニュースだけを聞くと、「やっぱり危ないじゃない!」と思いますよね。
しかし、ここで本当に大切なのは「事件後、どうなったか」です。
コインチェックは、被害に遭ったすべてのお客さんに対して、流出したNEMを日本円で全額補償することを決定し、実行しました。そして、この事件をきっかけに、経営体制を根本から見直します。具体的には、大手ネット証券会社のマネックスグループの傘下に入り、万全のセキュリティ体制と経営基盤を再構築したのです。
今はどう変わった?金融庁登録・セキュリティ体制の進化
あの大きな事件があったからこそ、実は日本の仮想通貨業界全体のセキュリティ意識は格段に高まりました。
一番大きな変化は、国の監督が厳しくなったことです。現在、日本で仮想通貨取引所を運営するには、金融庁の厳しい審査をクリアし、「暗号資産交換業者」として登録される必要があります。もちろん、コインチェックも正式に登録されています。これは、国が定めた財産管理やセキュリティ、情報開示などの基準を満たしているという「お墨付き」のようなものです。
また、事件の教訓から、顧客の資産を守るための技術的な対策も大きく進化しました。その代表が「コールドウォレット」の徹底です。
- コールドウォレットとは?
インターネットから完全に切り離された場所で仮想通貨を保管する方法のこと。常にオンライン上にある「ホットウォレット」と違い、ハッキングのリスクを極めて低くできます。銀行で言えば、日々の取引に使うお金は店舗の金庫(ホットウォレット)に置きつつ、大部分の資産はネットと繋がっていない地下の大金庫(コールドウォレット)で厳重に保管するようなイメージです。
事件を経験したからこそ、コインチェックをはじめとする国内の取引所は、以前とは比べ物にならないほど安全性の高い対策を講じています。「過去に事件があった」という事実だけでなく、「その経験を経て、今はどう変わったのか」を知ることが、リスクを正しく判断する上でとても大切なんですね。
知っていれば怖くない!仮想通貨の代表的なリスクと対策
さて、仮想通貨にまつわる「怖い話」の正体が見えてきましたね。ここからは、それらの代表的なリスクに対して、私たちが具体的にどんな対策を取れるのかを見ていきましょう。車の運転も、交通ルールを知って安全運転を心がければ便利な乗り物になりますよね。それと同じで、仮想通貨も正しい知識でリスク管理をすれば、決してただ怖いだけのものではありません。
価格変動リスク → 積立や分散でリスクを抑える
「価値がジェットコースターみたいに動く」と聞くと、いつ買ったらいいのか全く分からなくなってしまいますよね。高値で買ってしまって、次の日に価格が半分に…なんて想像をすると、なかなか一歩が踏み出せないものです。
この価格変動リスクと上手に付き合うための基本的な考え方が、「時間」と「種類」を分けることです。
- 対策①:まずは少額から始める
これは投資の基本ですが、特に価格変動の大きい仮想通貨では鉄則です。最初から大きな金額を投じるのではなく、まずは「毎月のおこづかいの範囲で」「なくなっても生活に影響が出ない」と思えるくらいの金額からスタートしましょう。500円や1,000円といった少額からでも始められます。 - 対策②:「積立」でタイミングの悩みをなくす
「いつ買えばいいの?」という悩みを解決してくれるのが、積立投資です。これは、毎月1日になど、決まったタイミングで決まった金額を自動的に買い付けていく方法。NISAの「つみたて投資枠」と同じ「ドル・コスト平均法」という考え方ですね。
この方法なら、価格が高いときには少なく、安いときには多く買うことになるので、購入単価が平均化されていきます。感情に左右されず、淡々と続けることで、高値掴みのリスクを抑えることができるんです。 - 対策③:「分散」で一つの通貨への依存を減らす
例えば、卵を一つのカゴに全部入れておくと、そのカゴを落としたら全部割れてしまいますよね。でも、いくつかのカゴに分けて入れておけば、一つを落としても被害は最小限で済みます。
これと同じで、ビットコインだけに投資するのではなく、イーサリウムなど他の複数の仮想通貨に分けて投資することで、どれか一つが暴落したときの影響を和らげることができます。
これらの方法は、大きな利益を狙うというよりは、大きな失敗を避けるための「守りの投資術」です。特に私たちのような初心者ママは、まず守りを固めることから始めるのが安心ですね。
セキュリティリスク → 二段階認証とパスワード管理は絶対!
ハッキングや不正ログインは、自分の資産が直接盗まれてしまう、最も避けたいリスクです。でも、これは仮想通貨に限った話ではなく、ネット銀行やフリマアプリなど、お金が関わるサービスすべてに共通する注意点。基本的な対策を徹底するだけで、安全性は格段に高まります。
- 対策①:二段階認証(2FA)は必ず設定する
これだけは「絶対にやってください!」と声を大にして言いたい対策です。
二段階認証とは、ID・パスワードでのログインに加えて、お使いのスマホアプリに表示される「30秒ごとに入れ替わる使い捨てのパスワード」の入力を求める仕組みのこと。LINEやGoogleアカウントなどでもお馴染みですよね。
万が一、IDとパスワードがどこかから漏れてしまっても、この二段階認証さえ設定しておけば、第三者があなたのスマホなしにログインすることはほぼ不可能です。口座を開設したら、まず一番に設定しましょう。 - 対策②:パスワードを複雑にし、使い回さない
これも基本中の基本ですが、とても重要です。- 誕生日や名前など、推測されやすいものは避ける
- 英大文字、小文字、数字、記号を組み合わせる
- 他のサービスで使っているパスワードは使わない
面倒に感じるかもしれませんが、この一手間が、あなたの大切な資産を守るための「鍵」になります。
操作・管理リスク → 「うっかりミス」を防ぐ仕組みづくり
仮想通貨の取引は、すべて自己責任が原則です。「間違えちゃった、てへ」では済まないことが多いからこそ、「うっかり」が起きないような自分なりのルールを決めておくことが大切です。
- 対策①:送金アドレスは必ず「コピー&ペースト」+「指差し確認」
仮想通貨を送金する際に使う「アドレス」は、英数字がズラリと並んだ非常に長い文字列です。これを手入力するのは絶対にやめましょう。必ず「コピー&ペースト」機能を使い、さらに貼り付けた後に「最初と最後の3文字ずつが合っているか」を目で見て、できれば指差しで確認するくらいの慎重さを心がけましょう。 - 対策②:スマホのセキュリティを万全に
今はスマホアプリで取引するのが主流なので、スマホ自体のセキュリティも大切です。スマホを落としたり盗まれたりしても他人が操作できないよう、画面ロック(パスコード、指紋・顔認証)は必ず設定しておきましょう。 - 対策③:「おいしい話」のメールやDMは詐欺を疑う
「取引所からのお知らせです。セキュリティ強化のため、以下のリンクからパスワードを再設定してください」といった、もっともらしいメールやSNSのDMが届くことがあります。これは、偽サイトに誘導して情報を盗み取る「フィッシング詐欺」の典型的な手口です。公式サイトへのログインは、必ず自分でブックマークしたところからアクセスするようにし、不審なメールやDMのリンクは絶対にクリックしないようにしましょう。
一つひとつの対策は、決して難しいものではありませんよね。これらの注意点を知っているだけで、仮想通貨のリスクは大幅に減らすことができるんです。
Coincheckの安全性を客観的にチェック
自分自身でできるセキュリティ対策はよく分かりました。でも、そもそもお金を預ける「場所」である取引所そのものが安全でなければ、元も子もないですよね。
そこでここからは、多くの初心者が最初に利用を検討する「コインチェック」に焦点を当てて、その安全性を客観的な事実からチェックしていきましょう。「なんとなく有名だから」ではなく、しっかり納得して選ぶことが大切です。
運営会社(マネックスグループ)と金融庁登録の信頼性
まず確認したいのが、「どんな会社が運営しているの?」という点です。大切なお金を預けるのですから、運営会社の信頼性は絶対に外せません。
- 親会社は、あの大手金融グループ
コインチェック株式会社を運営しているのは、東証プライム市場に上場している「マネックスグループ」です。マネックスグループといえば、ネット証券の草分けである「マネックス証券」などを傘下に持つ、金融のプロフェッショナル集団。その大手金融グループが100%株主として親会社になっているという事実は、経営の安定性やコンプライアンス(法令遵守)意識の高さを示す、非常に大きな安心材料と言えます。 - 金融庁のお墨付き「暗号資産交換業者」
H2-1でも触れましたが、コインチェックは国(金融庁)の厳しい審査をクリアし、「暗号資産交換業者(登録番号:関東財務局長 第00014号)」として正式に登録されています。これは、顧客保護の体制や財務の健全性、セキュリティ対策などが、国の定める基準をきちんと満たしていることの証明です。登録されずに運営することは法律で禁じられており、この登録があることは取引所選びの最低条件になります。
セキュリティ監査・保険・顧客資産の分別管理
会社の信頼性がわかったところで、次は「私たちの資産を具体的にどう守ってくれているの?」という、より実践的な部分を見ていきましょう。
| 保護の仕組み | 内容 |
|---|---|
| 顧客資産の分別管理 | 私たちが預けたお金(日本円)や仮想通貨は、コインチェックがもともと持っている会社の資産とは、法律に基づいて明確に分けて管理されています。具体的には、預かった日本円は信託銀行に、仮想通貨はコールドウォレットなどで管理されます。これにより、万が一コインチェックが倒産するようなことがあっても、私たちの資産は守られる仕組みになっています。 |
| 外部専門家による監査 | 社内だけでなく、定期的に外部のセキュリティ専門家によるシステム監査や脆弱性診断を受けています。第三者の客観的で厳しい視点を入れることで、セキュリティの穴をなくし、常に安全性を高める努力を続けている証拠です。 |
| 不正ログインに対する補償制度 | 万が一、二段階認証を設定しているにもかかわらず不正ログインされ、資産が盗まれてしまった場合に、最大100万円/回までを補償する制度があります。(※補償には申請や警察への届出など所定の条件があります)この制度があること自体が、セキュリティに対する自信の表れとも言えますね。 |
このように、法律で定められたルールはもちろん、さらに自主的な対策を組み合わせることで、多角的にユーザーの資産保護に取り組んでいることがわかります。
Coincheckが公表する安全対策の要点
最後に、コインチェックが公式サイトなどで「私たちは、これだけの対策をしています」と公表しているセキュリティ対策のポイントを見てみましょう。
- SSL暗号化通信
私たちがコインチェックのサイトやアプリで情報を入力する際、そのデータはすべて暗号化されて送受信されます。これにより、第三者に通信内容を盗み見られるのを防ぎます。これは、信頼できるWebサイトでは当たり前の対策ですね。 - コールドウォレットでの資産管理
繰り返しになりますが、ハッキング対策として最も重要なのがこのコールドウォレットです。コインチェックでは、顧客から預かっている仮想通貨のうち、すぐに動かす必要のない大部分をインターネットから隔離されたコールドウォレットで厳重に保管しています。 - 24時間365日の監視体制
システムによる自動監視と、人による目視での監視を組み合わせて、24時間365日、不審な取引やアクセスがないかをチェックしています。何か異常があればすぐに対応できる体制が整えられているのは、利用者として心強いポイントです。
これらの情報は、コインチェックの公式ウェブサイトにあるセキュリティに関するページで詳しく公開されています。
こうして客観的な事実を一つひとつ見ていくと、コインチェックが過去のハッキング事例を大きな教訓として、大手金融グループの一員として非常に高いレベルの安全性を追求していることが分かります。もちろん「100%安全」と言い切れる投資は存在しませんが、取引所を選ぶ上での安心材料にはなるのではないでしょうか。
初心者が損をしないために守るべき5つのルール
取引所の安全性も確認できて、具体的な対策もわかりました。これで準備万端!…と、その前に。最後に、私たち初心者ママが思わぬ失敗で大切なお金を減らしてしまわないために、心に刻んでおきたい「5つのルール」をお話しします。これは、投資のプロたちも実践している、いわば「投資のマインドセット」のようなものです。
ルール① 少額から始める & 急騰時に慌てて買わない
SNSで「〇〇コインが1日で50%も上がった!」なんて情報を見ると、「今すぐ買わないと乗り遅れる!」と、つい気持ちが焦ってしまいますよね。その気持ち、すごくよく分かります。でも、そんな時こそ、ぐっとこらえて冷静になることが大切です。
- 「余剰資金で始める」を徹底する
これは何度でもお伝えしたい基本中の基本です。子どもの教育費や日々の生活費など、使う予定のあるお金には絶対に手をつけず、「当面使う予定のないお金(余剰資金)」の、さらに一部から始めましょう。 - 「高値掴み」を避ける
多くの人が「すごい!」と騒いでいる時は、すでに価格がかなり上がってしまった後であることがほとんど。そこで慌てて飛びつくと、価格が下落に転じたときに大きな損失を抱えてしまう「高値掴み」になりがちです。お祭りに参加するのではなく、「みんなが騒いでいる時は、一歩引いて様子を見る」くらいの余裕を持つようにしましょう。
ルール② SNSの情報をうのみにしない & 不審なDMに注意
X(旧Twitter)などを見ていると、ものすごく詳しそうなインフルエンサーが「この仮想通貨は将来100倍になる!」などと発信しているのを見かけます。なんだかすごい情報のように思えて、信じたくなってしまいますよね。
- 情報は「参考程度」にとどめる
SNSの情報がすべて嘘という訳ではありませんが、その人が「自分が買った通貨の価格を吊り上げるため」に発信している(ポジショントーク)可能性も十分にあります。情報はあくまで参考の一つと考え、興味を持ったら公式サイトを調べたり、複数の情報源を比較したりして、必ず自分で納得してから判断するクセをつけましょう。 - 「うまい話」は100%詐欺
「あなただけに特別な情報を教えます」「このグループに入れば絶対に儲かります」といった内容のDM(ダイレクトメッセージ)が届くことがありますが、これは100%詐欺です。考えてみてください。そんなに簡単にお金が儲かる話を、赤の他人の私たちに親切に教えてくれるでしょうか?ありえませんよね。甘い言葉には必ず裏があります。不審なDMは即ブロック、これくらいの対応がちょうどいいです。
ルール③「理解できないものには投資しない」原則を忘れない
仮想通貨の世界は、ビットコインやイーサリウム以外にも無数の種類(アルトコイン)があり、それぞれに難しい専門用語や技術が使われています。そのすべてを完璧に理解するのは、正直とても大変です。
ですが、かの有名な投資の神様、ウォーレン・バフェット氏も「自分が理解できないものには投資しない」という哲学を貫いています。これは、私たち個人投資家にとっても非常に重要な心構えです。
なぜなら、自分が何を根拠にその仮想通貨の価値を信じているのか説明できなければ、価格が少し下がっただけですぐに不安になって売ってしまったり(狼狽売り)、逆に根拠なく「もっと上がるはず」と期待して売り時を逃してしまったりと、感情に振り回された判断をしてしまうからです。
「その仮想通貨が、どんな問題を解決するために作られたのか」「将来どんな風に役立つ可能性があるのか」を、誰かに簡単な言葉で説明できるかを一つの基準にしてみてください。説明できなければ、それはまだあなたが投資すべき対象ではないのかもしれません。
これら5つのルール(①少額から、②高値掴みしない、③SNSをうのみにしない、④うまい話に乗らない、⑤理解できないものに手を出さない)は、あなたの資産を守るための大切な防具になります。ぜひ、覚えておいてくださいね。
怖さを“安心”に変えて、次の一歩へ
ここまで、仮想通貨の「怖い」の正体から、具体的なリスク対策、コインチェックの安全性、そして初心者が心得るべきルールまで、一緒に見てきました。
最初は漠然としていた「なんだか危険そう…」という気持ちが、「何に、どう気をつければいいのか」という具体的な知識に変わってきたのではないでしょうか。
そう、仮想通貨の一番の怖さは「よく知らないこと」だったのかもしれません。
正しく知れば、リスクをきちんと管理しながら、新しいお金の知識を学ぶ一つのきっかけにすることができるんです。
今回詳しく見てきたコインチェックは、
- 500円という少額から始められる
- スマホアプリがシンプルで直感的に使いやすい
- 大手金融グループ傘下でセキュリティの信頼性が高い
といった点から、私たちのような初心者が「リスクを学び、安全に試してみるための入口」として使うのに、とても適したサービスと言えます。
いきなり大きな利益を狙うのではなく、まずは家計にまったく負担のない金額、例えば毎月1,000円だけ口座に入れて、ビットコインを買ってみる。
それだけでも、今まで遠い世界の話だった仮想通貨のニュースが「自分ごと」として感じられるようになり、お金の知識がぐっと深まるはずです。
この記事が、あなたの「怖い」を「安心」に変えて、新しい一歩を踏み出すきっかけになれば、とても嬉しいです。
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「まずはコツコツ積立でリスクを抑えたいな」と感じた方は、具体的な積立方法やNISAとの違いを解説したこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
(→ 第2記事「CoincheckつみたてはNISAとどう違う?」へのリンクを想定)「仮想通貨で副業やおこづかい稼ぎにも挑戦してみたい!」と思った方は、トレンドに乗るための情報収集術をまとめたこちらの記事がおすすめです。
(→ 第4記事「仮想通貨で月1万円稼ぐヒント」へのリンクを想定)