子どもの将来を考えると、頭をよぎるのはやっぱり「お金」のこと。7歳と4歳の息子たちを見ていると、「この子たちが大きくなるまでに、教育費はいくら必要になるんだろう…」「老後の資金も考えなきゃ…」なんて、不安が尽きない毎日です。
銀行に預けておくだけじゃ、物価の上昇に追いつけないかも…という漠然とした危機感から、私も数年前に「つみたてNISA」を始めました。毎月コツコツ積み立てていくスタイルは、ズボラな私にも合っているみたいで、なんとか続けられています。
でも、最近よく耳にするのが「仮想通貨」という言葉。
「なんだか難しそうだし、危ないイメージ…」
「ギャンブルみたいなものじゃないの?」
正直、私もそう思っていました。でも、詳しく調べてみると、仮想通貨にも「積立」という投資方法があることを知ったんです。「え、仮想通貨もコツコツ積み立てられるの?」と、少し見方が変わりました。
投資は怖いけど、“積立”なら私にもできるかも。
この記事では、そんな私と同じように感じているママさんに向けて、
- なぜ今「仮想通貨の積立」が注目されているのか
- 代表的なサービス「Coincheckつみたて」の仕組み
- NISAとの違いや、教育資金づくりのための長期的な投資の考え方
などを、なるべく専門用語を使わずに、わかりやすく解説していきます。将来のお金の不安を、少しでも「安心」に変えるための選択肢として、一緒に学んでいきませんか?
なぜ今“仮想通貨の積立”が教育資金づくりの選択肢になるの?
「投資」と聞くと、なんだか自分とは遠い世界の話に感じてしまうこと、ありますよね。特に子育て中は、毎日が目まぐるしく過ぎていって、ゆっくり将来のお金のことを考える時間なんてない!というのが本音かもしれません。でも、最近のニュースを見ていると、「新NISA」が始まったり、電気代や食料品がどんどん値上がりしたり…。私たちの生活と「お金」の関係は、ますます無視できないものになっています。
ここでは、「なんで今、仮想通貨なの?」「株やNISAと何が違うの?」という素朴な疑問から、忙しいママにこそ「仮想通貨の積立」が向いているかもしれない理由まで、一つひとつ紐解いていきましょう。
投資の常識が変わった?新NISAとインフレ時代の到来
2024年から始まった新しいNISA制度は、多くの人にとって投資を始める大きなきっかけになりましたよね。私の周りのママ友の間でも、「NISA始めたよ!」という声をよく聞くようになりました。非課税で投資できる金額がぐっと増えて、これまで投資に縁がなかった層にも、「将来のために何か始めなきゃ」という空気が広がっているのを感じます。
▼新NISAで何が変わったの?(簡単おさらい)
| 項目 | これまでのNISA(つみたて) | 新NISA(つみたて投資枠) |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 40万円 | 120万円 |
| 生涯非課税限度額 | 800万円 | 1800万円 |
| 非課税保有期間 | 最長20年 | 無期限化 |
| 制度の併用 | 一般NISAと選択制 | 成長投資枠(240万円)と併用可 |
このように、国が「貯蓄から投資へ」という流れを後押ししている背景には、長引く低金利や「インフレ」の問題があります。インフレとは、モノの値段が上がり、相対的にお金の価値が下がってしまうこと。
例えば、100円で買えていたジュースが、1年後に110円に値上がりしていたら、同じ100円玉の価値は実質的に下がっていますよね。銀行の普通預金の金利が0.001%といった超低金利時代では、ただ銀行にお金を預けておくだけでは、資産がインフレによって少しずつ目減りしてしまう可能性があるんです。
だからこそ、「NISA」などを活用して、インフレに負けないようにお金を育てていく必要性が高まっているんですね。そして、その「お金を育てる」選択肢の一つとして、仮想通貨が少しずつ注目を集め始めている、というわけなんです。
「株」や「投資信託」と何が違うの?仮想通貨の3つの特徴
「投資といえば、株や投資信託じゃないの?」
そう思いますよね。私もNISAでは投資信託を積み立てています。では、仮想通貨はこれらと一体何が違うのでしょうか。難しい話は抜きにして、大きな特徴を3つに絞ってみました。
- 24時間365日いつでも取引できる
株式市場は、平日の朝9時から夕方15時までと取引時間が決まっています。仕事や育児でバタバタしていると、取引時間内に株価をチェックしたり、注文したりするのはなかなか難しいですよね。その点、仮想通貨には決まった取引所がなく、土日や祝日、深夜でも、24時間365日いつでも取引が可能です。スマホアプリで、子どもの寝かしつけが終わった後にサクッと取引できる手軽さは、忙しいママにとって大きなメリットと言えるかもしれません。 - これからの大きな成長が期待されている
株式や投資信託が「会社」や「経済全体」の成長に投資するのに対し、ビットコインなどの仮想通貨は、ブロックチェーンという新しい技術に基づいています。この技術は、金融だけでなく、様々な分野での活用が期待されているんです。もちろん、価格の変動が激しいというリスクはありますが、将来的に社会を変えるかもしれない技術に投資するという意味で、大きな成長の可能性(ポテンシャル)を秘めているのが特徴です。 - 数百円からでも始められる「少額投資」が可能
株を買う場合、有名な企業の株だと数十万円の資金が必要になることも珍しくありません。その点、仮想通貨は多くの取引所でワンコイン(500円)程度から購入できます。Coincheckも、500円から積立が可能です。「いきなり大きな金額を入れるのは怖い」という方でも、お小遣い程度の金額から、まずは“お試し”で始められるハードルの低さも魅力です。
結論:忙しいママにこそ「ほったらかし積立」が向いている
ここまでお話ししてきた特徴を踏まえると、なぜママ層に「仮想通貨の積立」が向いているのか、その理由が見えてきます。
- 理由①:とにかく時間がないから
毎日チャートを見て、売り時や買い時を判断する…なんて、私たちには到底無理な話。その点、毎月決まった日に決まった金額を自動で積み立ててくれる「自動積立」なら、一度設定してしまえばあとは基本的に“ほったらかし”でOK。感情で判断を誤ることもありません。 - 理由②:定額購入だから精神的にラク
仮想通貨は価格の変動が大きいのが特徴ですが、毎月1万円ずつ、のように決まった金額を買い続ける「ドルコスト平均法」という手法なら、価格が高いときには少なく、安いときには多く買うことができます。これにより、購入単価が平準化され、高値掴みのリスクを抑える効果が期待できます。一喜一憂せずに、淡々と続けられる仕組みは、長期的な資産形成の強い味方です。 - 理由③:将来のための「分散投資」になるから
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。これは、全ての資産を一つの場所に集中させると、それがダメになった時に全滅してしまうので、色々な場所に分けてリスクを分散させましょう、という意味です。すでにNISAで投資信託を始めている方にとって、仮想通貨は全く違う値動きをする可能性があるため、リスクを分散させるための一つの選択肢になり得るのです。
このように、仮想通貨は「ギャンブル」として一括りにするのではなく、長期的な視点で資産を育てるための一つのツールとして捉えることができます。特に、自動でコツコツ積み立てる方法は、私たちのライフスタイルに合った、賢い付き合い方と言えるのではないでしょうか。
Coincheckつみたての仕組みを正直に、わかりやすく解説
「仮想通貨の自動積立がいいのはわかったけど、具体的にどうやるの?」
「Coincheck(コインチェック)っていう名前は聞くけど、どんなサービスなの?」
そうですよね。新しいことを始めるときは、仕組みがわからないと不安なもの。特に大切なお金を預けるならなおさらです。ここでは、国内でも利用者数の多い「Coincheckつみたて」を例に、サービスの具体的な中身を、メリットだけでなく注意点も含めて正直に見ていきたいと思います。
いくらから?いつ?どの通貨を?基本のスペックをチェック
まずは、「Coincheckつみたて」の基本的な仕組み(スペック)を表にまとめてみました。これを見ると、自分のペースで無理なく始められる仕組みになっていることがわかります。
▼「Coincheckつみたて」の基本情報
| 項目 | 内容 | しずく's メモ |
|---|---|---|
| 最低積立金額 | 月々1万円から(1,000円単位で設定可能) | まずは1万円から試せるのが安心!慣れたら増額も◎ |
| 積立頻度 | 「月1回」または「毎日」から選択 | 毎日の値動きが気になる人は「毎日つみたてプラン」が良さそう |
| 対象通貨 | ビットコイン(BTC)やイーサリウム(ETH)など30種類以上(※2024年時点) | 種類が豊富!まずは王道のビットコインから始めるのが無難かも |
| 申込・設定 | Webサイトから24時間いつでも可能 | スマホで全部完結するのが嬉しいポイント |
| 手数料 | 口座振替手数料・積立サービス手数料は無料 | 手数料が無料なのはありがたい!※ただし注意点も…(後述) |
毎月コツコツ積み立てる「月1回プラン」か、値動きのリスクをさらに分散できる「毎日つみたてプラン」かを選べるのが面白いですよね。最初は月1万円からスタートして、家計に余裕が出てきたら少しずつ金額を増やしていく、という柔軟な使い方ができそうです。
どの仮想通貨を選べばいいかわからない…という方も、まずは一番有名な「ビットコイン」を選んでおけばOK。複数の通貨を組み合わせて積立設定をすることもできるので、慣れてきたら挑戦してみるのもいいかもしれません。
“放置でOK”は本当?自動引き落としの仕組み
「Coincheckつみたて」の一番の魅力は、なんといっても「全自動で手間いらず」という点です。私たちがやることは、最初に簡単な設定をするだけ。
【積立開始までの3ステップ】
- Coincheckの口座を開設する(スマホで本人確認まで完結)
- 引き落とし用の銀行口座を登録する
- 積立する通貨、金額、頻度を設定する
たったこれだけで、あとは毎月決まった日に指定した銀行口座から自動で積立金額が引き落とされ、Coincheckが自動で仮想通貨を買い付けてくれます。
つみたてNISAをやっている方なら、同じような仕組みなのでイメージしやすいですよね。
「今月は入金を忘れちゃった!」
「買うタイミングを逃した…」
なんていう心配は一切ありません。一度設定してしまえば、あとは本当に“放置でOK”。忙しくて投資のことなんて考えている暇がない!という私たちにぴったりの仕組みです。
メリットと、知っておきたい注意点(デメリット)
いいことばかりに聞こえる「Coincheckつみたて」ですが、もちろん注意すべき点もあります。メリットとデメリットを両方知った上で、冷静に判断することが大切ですよね。
◎ Coincheckつみたてのメリット
- 感情に左右されずに済む:価格が上がっても下がっても、機械的に淡々と買い続けるため、冷静な判断がしやすい。
- 時間的な手間がゼロ:最初に設定さえすれば、あとは何もする必要がない「ほったらかし投資」が実現できる。
- 少額から始められる:月々1万円からなので、家計への負担が少なく、心理的なハードルも低い。
- 手数料が無料:口座振替手数料やサービス利用料がかからないため、コストを抑えて運用できる。
▲知っておきたい注意点(デメリット)
- スプレッドが実質的なコストになる
「手数料無料」は嬉しいですが、実は仮想通貨の取引には「スプレッド」という隠れコストが存在します。これは、仮想通貨を買う時の値段(購入価格)と売る時の値段(売却価格)の差額のこと。例えば、Coincheckが1BTC=100万円で仕入れたビットコインを、私たちに103万円で販売し、97万円で買い取るとしたら、この差額がCoincheckの利益になります。このスプレッドが、他の取引所サービスに比べてやや広め(割高)に設定されている場合がある、という点は正直に知っておくべきでしょう。ただ、これは自動で手間なく積立ができる便利さへの対価(サービス料)と考えることもできます。 - 元本保証ではない
これは全ての投資に言えることですが、積立投資も元本が保証されているわけではありません。積み立てた金額よりも、資産の価値が下がってしまう「元本割れ」のリスクは常にあります。だからこそ、生活費ではなく、すぐ使う予定のない「余剰資金」で始めることが鉄則です。
どんなサービスにも、良い面とそうでない面があります。「Coincheckつみたて」は、スプレッドというコストはかかるものの、それを上回る「時間と手間の節約」「感情に左右されない仕組み」という大きなメリットを提供してくれるサービス、と理解しておくのが良さそうですね。
教育資金づくりは「積立×分散」が最強!NISAとの組み合わせ術
「Coincheckつみたて」の仕組みがわかってくると、次に気になるのは「じゃあ、我が家はどう使えばいいの?」ということですよね。特に子どもの教育資金となると、失敗はしたくないもの。でも、一体何が正解なのか、なかなかわかりにくいですよね。
結論から言うと、大切なのは「これさえやっておけばOK」という魔法を探すことではなく、「バランスを考える」ことです。仮想通貨だけにすべての資金をつぎ込むのは、さすがにリスクが高すぎます。すでに行っているNISAなどと組み合わせながら、家計全体で最適なバランスを見つけていく、という考え方がとても重要になります。
仮想通貨だけに頼らない!「コア・サテライト戦略」って?
投資の世界には、「コア・サテライト戦略」という基本的な考え方があります。なんだか難しそうですが、中身はとてもシンプル。自分の資産を「守りの資産(コア)」と「攻めの資産(サテライト)」に分けて管理する方法です。
- コア資産(守りの資産)
- 目的:資産全体の土台として、安定的・長期的に資産を増やすことを目指す。
- 金融商品の例:全世界株式やS&P500などに連動する投資信託、国債など。
- 私たちの家計での位置付け:NISAで積み立てている投資信託が、まさにこれにあたります。
- サテライト資産(攻めの資産)
- 目的:コア資産だけでは狙えない、より高いリターン(ハイリスク・ハイリターン)を目指す。
- 金融商品の例:個別企業の株式、新興国ファンド、そして仮想通貨など。
- 私たちの家計での位置付け:資産全体の一部でスパイス的に取り入れる部分。
この考え方でいくと、仮想通貨積立は「サテライト資産」の位置付けになります。メインディッシュである「NISA(コア資産)」をしっかり育てつつ、サイドメニューとして「仮想通貨積立(サテライト資産)」で将来のプラスアルファを狙う、というイメージですね。このバランスを意識するだけで、リスクを取りすぎることなく、賢く資産を育てていくことができます。
我が家の場合は?「NISA+Coincheckつみたて」の組み合わせ例
では、具体的にどれくらいの金額で組み合わせるのが良いのでしょうか。もちろん正解は各家庭の収入や家族構成によって異なりますが、ここでは一つのモデルケースとして考えてみましょう。
【モデルケース:毎月の積立予算が3万円の共働き家庭】
| 資産の分類 | 金融商品 | 月々の積立額 | 役割と目的 |
|---|---|---|---|
| コア資産 | NISA(つみたて投資枠) (例:全世界株式インデックスファンド) |
2万円 | 資産形成の土台。 15年〜20年後の教育資金や老後資金として、世界経済の成長に合わせてコツコツ増やす。 |
| サテライト資産 | Coincheckつみたて (例:ビットコイン) |
1万円 | 将来のプラスアルファを狙う部分。 新しい技術の成長に期待し、高いリターンを目指す。 |
| 合計 | 3万円 |
この例では、積立額の約7割を安定志向のNISAに、残りの3割をハイリスク・ハイリターン狙いの仮想通貨に振り分けています。
大切なのは、サテライト資産の割合を大きくしすぎないこと。一般的には、資産全体の5%〜10%程度に収めるのが良いとされています。まずは月1万円の仮想通貨積立から始めてみて、もし資産が増えてきたら、その都度NISAとのバランスを見直していく、という進め方が安心です。
【皮算用】月1万円の積立を10年続けたら…?
最後に、気になるシミュレーションをしてみましょう。「もし月1万円をCoincheckでビットコイン積立に回し、10年間続けたらどうなるの?」という、ちょっとワクワクする計算です。
注意!
※これは、将来の利益を保証するものでは全くありません。
※税金や手数料(スプレッド)は考慮していません。
※あくまで過去のデータや一般的な利回りを参考にした「もしも」の話としてご覧ください。
▼月1万円を10年間積み立てた場合のシミュレーション
| 年率リターン | 積立元本(120万円) | 10年後の資産額 | 増えた金額 |
|---|---|---|---|
| 年率5%で運用できた場合 | 120万円 | 約 155万円 | + 約35万円 |
| 年率10%で運用できた場合 | 120万円 | 約 204万円 | + 約84万円 |
| 年率15%で運用できた場合 | 120万円 | 約 275万円 | + 約155万円 |
積立元本は、1万円×12ヶ月×10年=120万円です。もし年率10%で運用できたとすると、元本が約1.7倍に。年率15%なら、元本は2倍以上に増える計算になります。銀行に預けておくだけでは、ここまで増えることはまず考えられませんよね。
もちろん、これはうまくいった場合のシミュレーションであり、価格が下落して元本割れする可能性も十分にあります。でも、「余剰資金で」「長期的な視点で」コツコツ続けることで、子どもの進学など、将来お金が必要になるタイミングで、大きな助けになってくれるかもしれない。そんな可能性を感じさせてくれるのが、積立投資の魅力ではないでしょうか。
暴落しても慌てない!長く続けるためのママ的ルールとメンタル管理術
ここまで読んでくださった方は、「仮想通貨積立、私にもできるかも!」と少し前向きな気持ちになっているかもしれません。でも、同時にこんな不安もありませんか?
「始めたはいいけど、もし価格が暴落したらどうしよう…」
「毎日、値段が気になってハラハラするのは嫌だな…」
そう、積立投資で一番むずかしいのって、実は「感情をコントロールして、ただ淡々と続けること」だったりします。特に価格変動が大きい仮想通貨ならなおさら。
でも、大丈夫。これからお話しする3つのルールとメンタル管理術を知っておけば、きっと冷静に、どっしりと構えていられるはず。将来の安心のために始めた投資で、今の自分が不安になってしまっては本末転倒ですもんね。
相場の上下に動じない魔法の言葉「ドルコスト平均法」
前の章でも少し触れましたが、長期積立投資をする上で絶対に知っておきたい、最強の味方が「ドルコスト平均法」です。これは、毎月1万円ずつ、というように「決まった金額」を定期的に買い続ける投資手法のこと。
この方法の何がすごいかというと、価格が下がっている(安い)ときにはたくさん買えて、価格が上がっている(高い)ときには少ししか買わない、ということを自動的にしてくれる点にあります。
言葉だけだと分かりにくいので、簡単な例を見てみましょう。
【もし毎月1万円ずつビットコインを積み立てたら…?】
| 月 | ビットコインの価格 | 購入できる量 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 1BTC = 100万円 | 0.01 BTC |
| 2ヶ月目 | 50万円に下落! | 0.02 BTC |
| 3ヶ月目 | 100万円に回復 | 0.01 BTC |
| 合計 | 0.04 BTC |
もし1ヶ月目に3万円を一括で投資していたら、0.03BTCしか買えませんでした。でも、3ヶ月に分けてドルコスト平均法で積み立てたことで、合計0.04BTCも購入できていますよね。
つまり、価格が下がった局面は「ピンチ」ではなく、「資産を安くたくさん仕込めるチャンス」と捉えることができるんです。
この仕組みを心から理解していると、ニュースで「ビットコイン暴落!」と見ても、「よしよし、今月はたくさん買えるぞ」と、むしろ少し嬉しい気持ちでいられるようになります。これこそが、相場の上下に動じずに長期投資を続けるための、一番のメンタル安定剤なんです。
「家計の余剰金で」「ムリせず継続」が最強の投資戦略
次に大切なのが、投資に回すお金の出どころです。これは仮想通貨に限らず、すべての投資における大原則ですが、必ず「家計の余剰資金」で行いましょう。
余剰資金とは、食費や光熱費、家賃、保険料といった生活に必要なお金や、近い将来に使う予定のあるお金(子どもの入学金や車検代など)を除いた、「当面使う予定のないお金」のことです。
「少しでも早くお金を増やしたいから」と、生活費を切り詰めたり、貯金を全部つぎ込んだりするのは絶対にNG。なぜなら、精神的な余裕がなくなってしまうからです。
もし生活費で投資をしてしまうと、価格が少し下がっただけで「どうしよう、来月の給食費が払えないかも…」とパニックになり、本来なら売るべきではないタイミングで売ってしまう「狼狽(ろうばい)売り」につながりやすくなります。
「このお金は、最悪なくなっても生活には影響ない」と思える範囲で続けること。
例えば、
- 毎月の予算を見直して、使途不明金を月1万円見つけた
- 夫婦のお小遣いを少しずつ出し合って、月1万円を捻出した
こんな風に、家計に無理のない範囲で続けることが、結果的に一番長く、そして心穏やかに投資を続けるための最強の戦略なんです。
続けるための具体的な工夫:「見ない・気にしない・時々見直す」
「ドルコスト平均法も理解したし、余剰資金で始める準備もできた!」
最後の仕上げは、投資を長く続けるための具体的な「仕組み」づくりです。
- ① 基本は「見ない・気にしない」
Coincheckつみたてのような自動積立を設定したら、もうあなたの仕事は9割終わりです。あとはシステムが自動で働いてくれます。毎日アプリを開いて価格をチェックする必要は全くありません。むしろ、見ない方がいいくらい。価格の上下が気になってしまう人は、スマホのホーム画面からアプリを移動させて、簡単には開けないようにしてしまうのも一つの手です。 - ② 年に1回だけ「見直す」日を決める
全く見ないのも不安…という方は、「年に1回だけ確認する日」をあらかじめ決めておきましょう。例えば、「子どもの誕生日」や「年末の大掃除のついで」など、忘れにくいイベントに紐づけるのがおすすめです。この日に、資産全体のバランス(NISAと仮想通貨の割合など)が大きく崩れていないかを確認し、必要であれば積立額を調整します。たったこれだけでOKです。 - ③ 家族と目標を共有しておく
意外と見落としがちですが、「何のために、いつまでに、いくら貯めたいのか」という目標を夫婦で共有しておくことも、とても大切です。
「10年後の子どもの大学入学資金として、プラス100万円を目指そう!」
といった共通の目標があれば、途中で価格が下がって不安になっても、「これは長期戦だから大丈夫」とお互いに励まし合うことができます。投資は孤独な戦いになりがちですが、一番の味方はすぐそばにいる家族かもしれませんね。
まとめ:仮想通貨積立は、未来の安心をつくる「仕組み」づくり
長い時間、お疲れ様でした!
ここまで、仮想通貨の積立投資について、特に教育資金づくりという視点から一緒に見てきました。最初は「仮想通貨なんて、私には関係ない世界…」と思っていた方も、少し見方が変わったのではないでしょうか。
新しいことを始めるのは、やっぱり少し勇気がいりますよね。でも、今回お話ししてきたことは、決して「一発当てて儲けよう!」というギャンブルの話ではありません。将来の漠然としたお金の不安に対して、「今できることから、少しずつ備えていく」ための、とても現実的な一つの方法です。
最後に、この記事でお伝えしたかった大切なポイントを振り返ってみましょう。
- 「積立」なら怖くない:仮想通貨も、ドルコスト平均法を活かせる「積立」なら、感情に振り回されず、リスクを抑えながら始めやすい。
- 主役はNISA、仮想通貨は名脇役:「コア・サテライト戦略」を意識し、NISAを土台としながら、資産の一部でプラスアルファを狙うのが賢いバランス。
- 大切なのは「仕組み」と「継続」:Coincheckつみたてのような自動化サービスを使い、家計に無理のない範囲で淡々と続けることが、一番の成功の秘訣。
仮想通貨の積立は、教育資金づくりはもちろん、私たち自身の老後資金や、家族の夢を叶えるための資金づくりにも応用できる考え方です。大切なのは、リスクを正しく理解した上で、上手にテクノロジーの力を借りて、コツコツと未来の安心を育てていくことなのかもしれませんね。
この記事が、あなたの資産運用の新しい一歩を踏み出すきっかけになれば、とても嬉しいです。
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