お金を増やす(資産運用の基本)

SNSで話題の仮想通貨を安全に始める方法|賢いママのトレンド投資入門

SNSを開けば、「ビットコイン、また上がってる!」「新しい仮想通貨で副業中♪」なんて投稿が目に飛び込んでくる今日この頃。

「なんだかすごそう…!」「在宅で収入が増えるなら、私もやってみたいかも…」

そんな風に心がザワザワする一方で、

「でも、仮想通貨って危ないって聞くし…」
「損するのが怖くて、なかなか一歩踏み出せない」

と感じているママも、きっと多いのではないでしょうか?

何を隠そう、私もその一人でした。4歳と7歳の息子たちを育てながら、将来のお金のことを考えてNISAやiDeCoでコツコツ積立を始めたものの、心のどこかで「もう少し何かできないかな?」という気持ちがくすぶっていたんです。

もちろん、家族のお金を危険にさらすようなギャンブルは絶対にNG。でも、もし家計に影響のない「余剰資金のほんの一部」を使って、賢くトレンドに乗ることができたら…?それは、ただの“投資”というより、新しい“副業”の形になるんじゃないか、と思ったんです。

この記事では、そんな「積立だけじゃ物足りない」「でもリスクは怖い」と感じているママに向けて、仮想通貨をギャンブルにしないための「副業」という捉え方と、家事や育児と両立しながら「攻め」と「守り」を使い分ける新しい投資スタイルを、私と同じママ目線で、できるだけ分かりやすく解説していきます。

「怖い」を「賢い」に変える、新しい一歩を一緒に踏み出してみませんか?

仮想通貨が“副業”として注目される理由

「仮想通貨が副業になるって、どういうこと?」と、少し不思議に思いますよね。パートやアルバイトのように時給が発生するわけではないのに、なぜ「副業」という言葉で語られることが増えてきたのでしょうか。そこには、私たちの働き方やお金に対する考え方の変化が大きく関係しているんです。

副業ブームと資産運用の境界が曖昧に

少し前まで「副業」といえば、近所でパートをしたり、家で内職をしたり…といったイメージが強かったかもしれません。でも、インターネットが当たり前になった今、その形は驚くほど多様化しました。

  • スキル・経験を活かす副業: Webデザイン、ライティング、オンライン秘書など
  • モノを扱う副業: ハンドメイド販売、せどり(転売)など
  • 時間を活用する副業: ポイントサイト(ポイ活)、アンケートモニターなど

このように、自宅にいながら収入を得る方法がたくさん生まれたことで、「会社に雇われる以外の方法でお金を増やす」という考え方が、ごく一般的になりましたよね。

実は、資産運用もこの大きな流れの中にあります。
これまでは「投資家」と呼ばれる一部の専門家がやること、というイメージがありましたが、NISAの普及などをきっかけに、私たち主婦にとっても身近な選択肢になりました。

つまり、「ポイ活やブログで収入を得る」ことと、「投資で資産を増やす」ことの境目が、だんだん曖昧になってきているんです。特に仮想通貨は、この「副業」と「資産運用」の両方の性質を持っているため、「新しい収入の柱」として注目を集めている、というわけですね。

仮想通貨ならスマホ1つで始められる「時間コスパ」

私たちママにとって、お金と同じくらい、いえ、それ以上に貴重なのが「時間」です。

子どもを送り出してから、掃除、洗濯、買い物、そしてお迎え…。ようやく一息つけるのは、子どもが寝静まった夜遅く、なんてことも日常茶飯事。決まった時間にパートに出たり、集中して作業時間を確保したりするのは、本当に至難の業ですよね。

その点、仮想通貨の取引は、24時間365日、いつでもスマホ一つでできるのが最大の魅力です。

比較項目 パート・アルバイト Webライターなど 仮想通貨取引
時間的制約 勤務時間に縛られる 納期はあるが、ある程度自由 原則なし
場所的制約 職場に行く必要あり 自宅やカフェなど 原則なし
必要なもの スキル、体力 PC、スキル、集中力 スマホ、ネット環境
始めやすさ 面接、採用手続き スキル習得、案件探し 口座開設のみ

もちろん、Webライターやデザイナーのように専門スキルを身につける副業も素晴らしいですが、学び始めるまでに時間やお金がかかることも。それに比べて仮想通貨は、少額からでもすぐに始められる「手軽さ」と、家事の合間や寝る前の5分でサッと情報をチェックできる「時間的コストパフォーマンスの高さ」が、忙しいママたちのライフスタイルにマッチしやすいんです。

労働収入ではなく“資産が働く副業”という新しい考え方

パートで働くことは、自分の時間と労働力を提供して、その対価としてお給料(労働収入)を得ることです。これはとても尊い働き方ですが、「もし自分が病気で働けなくなったら…」「子どもの行事でシフトを休んだら…」と考えると、収入が途絶えてしまう不安がつきまといます。

一方で、仮想通貨のような投資は「資産所得」と呼ばれます。これは、自分の労働力ではなく、自分のお金(資産)に働いてもらって収入を得るという考え方。

  • 労働収入: 自分の「時間」を切り売りする。働いた分だけ収入になるが、働かないとゼロになる。
  • 資産所得: お金に働いてもらう。自分が寝ている間も、資産が増減する可能性がある。

もちろん、資産所得には元本が減ってしまうリスクも伴います。でも、NISAなどで「守りの資産所得」をコツコツ育てながら、余剰資金の一部で「攻めの資産所得」に挑戦するという考え方は、これからの時代を生きる私たちにとって、とても重要なスキルになるはずです。

仮想通貨を単なる投機(ギャンブル)ではなく「副業」として捉えるというのは、「自分の時間だけでなく、お金にも働いてもらう」という新しい働き方を、自分の生活に取り入れてみるということ。この視点を持つことが、リスクと上手に付き合い、賢く資産を増やしていくための第一歩なんですよ。

主婦や女性が仮想通貨投資に向いている3つの理由

「仮想通貨って、なんだか数字に強い男性がやっているイメージ…」
「私みたいに経済の専門知識がない主婦には、ハードルが高いかも…」

もしかしたら、そんな風に感じていませんか?でも実は、私たち主婦や女性が普段の生活で培ってきたスキルや感覚こそ、仮想通貨のようなトレンド投資に活かせる場面がたくさんあるんです。「私には無理」なんて決めつけてしまうのは、もったいないかもしれませんよ。

少額・短時間でできるから家事や育児の合間に始められる

「投資を始めるには、まとまったお金と勉強する時間が必要」というのは、少し前のイメージかもしれません。特に仮想通貨は、驚くほど手軽にスタートできるのが特徴です。

例えば、国内の多くの取引所ではワンコイン(500円)程度から仮想通貨を買うことができます。これなら、毎月の食費を少し節約した分や、フリマアプリの売上金など、「なくなっても家計に響かないお金」で気軽に試せますよね。

そして、先ほども触れたように、時間や場所に縛られないのがママにとって最大の味方。

  • 子どもがお昼寝している30分だけ
  • 夕食の準備で煮込んでいる間の10分
  • 子どもを寝かしつけた後の自分時間

こんなスキマ時間を活用して、スマホアプリでサッと価格をチェックしたり、気になるニュースを読んだりするだけでOK。わざわざパソコンの前に何時間も張り付く必要はないんです。「これなら私にもできそうかも」と思える手軽さが、仮想通貨が女性にも注目されている理由の一つです。

“調べる力”と“コツコツ型”が投資に向いている

「私、数字とかグラフとか本当に苦手で…」という方もご安心を。実は、投資で成功するために本当に大切なのは、複雑な計算能力よりも、むしろ地道な情報収集能力継続する力なんです。

① 抜群の“調べる力”
考えてみてください。私たちは普段、子どものために最適な保育園や習い事を探したり、家族の健康のために食材の産地や成分をチェックしたり、少しでもお得に買い物するためにチラシやクーポンサイトを比較したり…と、無意識のうちに膨大な情報を集めて、取捨選択していますよね。
この「目的のために情報を集め、比較検討し、最適な答えを導き出す」というスキルは、まさに投資で求められる能力そのもの。どの仮想通貨に将来性があるか、どんなニュースが価格に影響しそうか、といった情報をリサーチする力は、すでに私たちの中に備わっているんです。

② 家計を守る“コツコツ型”
毎月コツコツ家計簿をつけたり、NISAで積立投資を続けたり。私たち主婦は、短期的な結果に一喜憂いせず、長期的な視点で物事を考えるのが得意な方が多いのではないでしょうか。
価格が上がったからとすぐに舞い上がったり、少し下がっただけでパニックになって売ってしまったり…という感情的な取引は、失敗のもと。むしろ、冷静に状況を見ながらコツコツ継続できる気質こそ、リスクの高いトレンド投資において大きな武器になるんですよ。

家計感覚が身についている=リスク管理が上手

投資と聞いて一番に思い浮かぶのが「損をするのが怖い」という気持ちだと思います。でも、その「怖さ」を具体的に管理できるのが、日頃から家計を預かる主婦の強みです。

私たちは毎月のお給料の中から、食費、日用品費、光熱費、子どもの教育費…とお金の使い道を振り分け、「これは絶対に必要な出費」「これは今月は我慢しよう」といった判断を自然に行っていますよね。

この感覚は、そのまま投資における「リスク管理」に応用できます。

  • 生活防衛資金:絶対に手をつけてはいけない、家族のための大切なお金
  • 長期投資資金:NISAなどでコツコツ育てる、将来のための守りのお金
  • 余剰資金:最悪なくなっても生活に影響がない、トレンド投資に使う攻めのお金

このように、自分の中の「お財布」をきっちり分けることができるのは、家計感覚が身についているからこそ。闇雲に「怖い」と怯えるのではなく、「この範囲内なら挑戦しても大丈夫」という安全ラインを自分で引けること。これこそが、主婦や女性が持つ最大のアドバンテージと言えるでしょう。

トレンドを追うなら知っておきたい“情報の見極め方”

「よし、私にもできそう!じゃあ、さっそく始めてみようかな」
そう思った時、次に気になるのは「どの仮想通貨を選べばいいの?」ということですよね。

SNSやYouTubeを見ていると、「AI関連銘柄が熱い!」「次はGameFiの時代!」なんて、知らないカタカナやアルファベットが飛び交っていて、何が何だか分からなくなってしまうことも…。でも、大丈夫。すべての情報を完璧に理解する必要はありません。大切なのは、情報の波にただ流されるのではなく、自分なりに「これはどうかな?」と考えるための判断基準を持つことです。ここでは、そのための基本的な知識と、怪しい情報から自分を守るためのコツをお伝えします。

SNS・YouTubeで流行る通貨の特徴(AI・NFT・GameFiなど)

仮想通貨のトレンドは、時代の流行と密接に関係しています。最近よく耳にするテーマには、以下のようなものがあります。

トレンドのジャンル 特徴(かんたんな説明)
AI関連 私たちの生活にも身近になった「人工知能(AI)」の技術開発と関連するプロジェクト。将来への期待感から注目されやすい。
GameFi / NFT 「遊んで稼ぐ(Play to Earn)」がコンセプトのゲームで使われたり、デジタルアート(NFT)の売買に使われたりする通貨。エンタメ性が高く、若者を中心に話題になりやすい。
DeFi(分散型金融) 銀行などを介さず、個人同士で金融取引ができる仕組みに関連する通貨。少し専門的ですが、新しい金融の形として注目されている。
ミームコイン インターネット上のジョークや流行(ミーム)から生まれた通貨。明確な目的はないものの、有名人が言及するなど、話題性だけで価格が急騰することがある。(※値動きが非常に激しく、ハイリスクなので初心者は特に注意が必要)

このように、話題になる仮想通貨には、何かしら「新しい技術への期待」や「世の中を巻き込む話題性」が背景にあることが多いんです。全部を覚える必要はありませんが、「今はこの分野が盛り上がっているんだな」とアンテナを張っておくと、情報収集がしやすくなりますよ。

流行に乗る前に必ずチェックすべき3項目

「SNSでみんなが良いって言ってるから」という理由だけで、大切なお金を使うのは少し待って!
たとえ人気のレストランでも、行く前には口コミやメニューをチェックしますよね。それと同じで、仮想通貨も「本当に大丈夫かな?」と一呼吸おいて調べるクセをつけることが、失敗しないための重要なポイントです。

専門家でなくても大丈夫。最低限、以下の3つはチェックしてみましょう。

  • ① 流動性(=取引の活発さ)
    「流動性が高い」というのは、簡単に言えば「その仮想通貨を売り買いしている人がたくさんいる」ということです。これは人気や信頼性のバロメーターになります。活気のないお店だと、いざ商品を売りたくなっても買い手が見つからないかもしれませんよね。取引が活発な通貨は、それだけ売りたい時に売りやすく、買いたい時に買いやすいという安心感があります。
  • ② 発行枚数(=全体の量)
    仮想通貨には、発行される枚数の上限が決まっているものと、そうでないものがあります。たとえば、金(ゴールド)の埋蔵量に限りがあるから価値が保たれるように、発行枚数に上限がある通貨は、希少価値が生まれやすいと考えられています。その通貨が将来的にどれくらい発行される計画なのかを調べてみるのも、価値を判断する一つの材料になります。
  • ③ 実用性(=何に使えるか)
    「この仮想通貨って、一体何のためにあるんだろう?」という視点も大切です。例えば、「特定のゲームの中でアイテムを買うために使える」「海外への送金手数料がすごく安くなる」といった具体的な使い道(実用性)がある通貨は、単なる話題性だけでなく、実際に「使いたい」という需要があるため、根強い人気を保ちやすい傾向があります。

これらの情報は、Coincheckなどの取引所アプリや、各仮想通貨の公式サイト(ホワイトペーパーと呼ばれる計画書が公開されています)で確認できます。最初は難しく感じるかもしれませんが、「実用性」だけでも調べてみるクセをつけると、だんだんと通貨の個性が見えてきて面白くなりますよ。

怪しい情報に惑わされないための“情報リテ-シー”チェックリスト

特にSNS上には、「絶対に儲かる」「このコインは100倍になる!」といった、私たちの心を煽るような情報が溢れています。でも、そんな甘い話には必ず裏があるもの。大切な資産を守るため、情報に接する際は以下のお守りチェックリストを思い出してください。

  • [ ] 発信しているのは、どんな人?
    →身元がはっきりしていて、信頼できる実績がある人か確認しましょう。
  • [ ] 「絶対」「100%」という言葉を使っていない?
    →投資の世界に「絶対」はありません。断定的な表現は要注意です。
  • [ ] メリットだけでなく、リスクやデメリットも説明している?
    →良いことばかりを並べる情報は、何かを隠している可能性があります。
  • [ ] 高額な情報商材やオンラインサロンに誘導していない?
    →「続きはDMで」「限定グループで情報を公開」などの誘い文句には乗りすぎないようにしましょう。
  • [ ] 他の複数の情報源でも、同じことが言われている?
    →一つの情報を鵜呑みにせず、必ず複数のニュースサイトや公式サイトで裏付けを取る習慣をつけましょう。

最終的に、あなたのお金を守れるのはあなた自身だけです。焦らず、冷静に情報を見極める目を持つことが、賢くトレンド投資を楽しむための何よりの秘訣ですよ。

Coincheckで“攻めと守り”を両立する投資スタイル

ここまで、仮想通貨の可能性や情報収集のコツについてお話ししてきました。
「知識は少しついたけど、じゃあ具体的にどうやって『攻め』と『守り』のバランスを取ればいいの?」
そんな疑問が湧いてきますよね。

ここからは、国内でも利用者が多く、アプリの使いやすさにも定評がある「Coincheck」を例に、私たちママでも無理なく続けられる「攻めと守りのハイブリッド投資戦略」について、具体的な方法を見ていきましょう。

少額トレード+自動積立のハイブリッド戦略

「トレンドを追いかける短期投資も気になるけど、やっぱりNISAみたいなコツコツ積立の安心感も捨てがたい…」
そんな堅実なママにこそ試してみてほしいのが、Coincheckが提供する2つのサービスを組み合わせる方法です。

投資スタイル Coincheckのサービス 役割とメリット
守りの投資 Coincheckつみたて 毎月決まった日に決まった金額を自動で積立。感情に左右されず、将来に向けた資産の土台をコツコツ築ける。価格が安い時には多く、高い時には少なく買う「ドルコスト平均法」の効果も期待できる。
攻めの投資 通常の取引(販売所・取引所) これまで学んだ方法で自分で選んだトレンド通貨を、好きなタイミングで少額購入。副業感覚でトレンドに乗る楽しさや、経済の勉強にも繋がる。

この2つを組み合わせることで、心の安定を保ちながら、トレンド投資のワクワク感も同時に味わうことができます。メインはあくまで「守り」の積立に置き、その上で「攻め」のスパイスを少し加えるようなイメージですね。どちらか一方に偏るのではなく、両方の良いところをバランス良く取り入れるのが、長く続けていくためのコツです。

余剰資金の一部で“チャレンジ枠”を設ける

「攻めの投資」を始める上で、絶対に守ってほしい鉄則。それは「必ず余剰資金で行う」ということです。余剰資金とは、言い換えれば「最悪の場合、なくなってしまっても生活に影響が出ないお金」のこと。

「そう言われても、うちにはそんな余裕ないし…」と感じるかもしれません。でも、大金を用意する必要は全くありません。大切なのは、家計と完全に切り離した「チャレンジ枠」を自分で意識的に作ることです。

“マイペース投資”のための「チャレンジ枠」設定例

  • ルール① 金額で決める
    例:「毎月3,000円まで」「ボーナスから1万円だけ」
  • ルール② 稼ぎ方で決める
    例:「ポイ活で貯めたポイントを交換した分だけ」「フリマアプリの売上金だけ」

私自身、ポイ活で貯めたポイントを現金や他のポイントに交換して、それを原資にすることが多いです。これなら元手は実質0円なので、「もし減ってしまっても仕方ないか」と割り切ることができ、精神的にとても楽なんですよ。

この「なくなっても笑って許せる」というマインドが、冷静な判断を保つために非常に重要です。生活費や子どもの教育費には、絶対に手をつけないと心に誓いましょう。

利益が出たらすぐに円へ戻す or 積立に回す安全設計

もし、チャレンジ枠で買った仮想通貨の価格が上がって利益が出たら、どうしますか?
「もっと上がるかも!」と、そのまま持ち続けてしまうのは、実はとても危険な「欲」のサイン。画面上の数字(含み益)は、まだ確定していない幻のようなものです。価格が急落すれば、一瞬で消えてしまうかもしれません。

そこで重要になるのが、「利益を確定させる(利確する)」という出口戦略です。あらかじめ自分の中で、「〇〇円増えたら売る」といったルールを決めておきましょう。

利益が出た後の、おすすめ安全設計プラン

  1. 日本円に戻して、ご褒美に使う
    一番シンプルで確実な方法です。利益分を日本円に交換(売却)して、美味しいものを食べに行ったり、欲しかったコスメを買ったり。頑張った自分へのご褒美にすれば、次のモチベーションにも繋がります。
  2. 「守り」のCoincheckつみたてに回す
    より賢く資産を育てたいなら、この方法がおすすめです。「攻め」で得た利益を、「守り」である積立投資の資金にプラスするのです。これにより、トレンド投資の利益が、将来の安定資産をさらに厚くしてくれるという、理想的なお金のサイクルが生まれます。

欲を出しすぎず、冷静に利益を確定させる。この「安全設計」こそが、トレンド投資をギャンブルにせず、賢い副業として成立させるための鍵となります。

短期投資を始める前に押さえるべきリスクとマインド

ここまで、仮想通貨を使った「攻めの投資」の魅力や具体的な方法についてお話ししてきました。新しいことに挑戦するワクワク感で、今すぐ始めたくなっているかもしれませんね。

でも、その前に。
どんなに楽しいことにも、必ず注意点があるように、トレンド投資にも光があれば影もあります。最後に、その「影」の部分、つまり「リスク」と、長く付き合っていくための「心構え」について、しっかりと確認しておきましょう。ここを理解しておくことが、何よりもあなた自身と、あなたの大切な家族のお金を守ることに繋がります。

価格変動が大きい=“投資”であり“ギャンブル”ではない

まず、大前提として知っておかなければならないのは、仮想通貨は価格の変動(ボラティリティ)が非常に大きい金融資産であるということです。

「短期間で価格が2倍になった!」という話の裏には、「短期間で価格が半分になる可能性もある」という現実が、常にセットで存在します。この事実から目を背けてはいけません。

では、これは「ギャンブル」なのでしょうか?
答えは「NO」です。その違いは、「自分でコントロールできる要素があるかどうか」にあります。

  • ギャンブル:結果はほぼ「運」任せ。自分でコントロールできる要素はほとんどない。
  • 投資:情報を集め、戦略を立て、資金を管理することで、リスクをある程度コントロールできる。

これまで私たちが学んできた「情報の見極め方」や「余剰資金でやる」といったルールは、まさに仮想通貨をギャンブルにしないための、大切なコントロール術なんです。リスクはゼロにはできませんが、正しい知識でリスクの大きさを管理し、向き合っていくのが「投資」なのだと心得ましょう。

焦らずに「継続できるルール」を決めることが最重要

仮想通貨投資を始めると、スマホで価格をチェックするたびに、資産額が増えたり減ったりします。特に初心者の頃は、この数字の動きに心が大きく揺さぶられがちです。

  • 価格が急落した時:「怖い!損が膨らむ前に早く売らなきゃ!」(狼狽売り)
  • 価格が急騰した時:「もっと上がるはず!今買わなきゃ損だ!」(高値掴み)

こうした感情に任せた取引は、失敗の典型的なパターンです。周りの雰囲気に流されず、冷静な判断を保つために、H2-4でも触れた「自分だけのルール」をあらかじめ決めておくことが、何よりも重要になります。

自分を守るための「マイ・ルール」を決めよう

シーン ルールの例
買うとき ・必ず「チャレンジ枠」の予算内で買う
・買う前に、なぜこの通貨を選ぶのか理由をメモしておく
・SNSの煽り文句だけで判断しない
売るとき(利益が出たら) ・「〇%価格が上がったら売る」と決めておく(利益確定)
売るとき(損失が出たら) ・「〇%価格が下がったら、潔く売る」と決めておく(損切り)

特に難しいのが「損切り」です。「もう少し待てば価格が戻るかも…」と思ってしまいがちですが、その期待がさらなる損失を招くことも少なくありません。大きな火事になる前に、小さな火種のうちに消してしまう勇気。それが損切りです。

このルールを紙に書いて貼っておくだけでも、冷静さを取り戻す助けになりますよ。

短期と長期のバランスを保つ考え方

トレンドを追う短期投資を始めると、どうしても日々の細かい値動きばかりに目が行きがちになり、一喜一憂して疲れてしまうことがあります。

そんな時こそ、視点をグッと引いて、自分のお金の全体像(ポートフォリオ)を眺めてみましょう。

  • 守りの資産(土台):NISAやiDeCo、銀行預金など、家族の将来を支えるための大切なお金。
  • 攻めの資産(スパイス):今回のテーマである仮想通貨のトレンド投資など、楽しみながら挑戦するお金。

この「攻め」の部分は、あくまで資産全体の「スパイス」です。たとえ、ここの成績が一時的にマイナスになったとしても、「守り」の土台がしっかりしていれば、家計全体が揺らぐことはありませんよね。むしろ、この盤石な「守り」があるからこそ、私たちは安心して「攻め」に挑戦できるのです。

短期的な値動きに心を乱されそうになったら、思い出してください。あなたの資産運用の目的は、短期的な利益を追い求めることではなく、長期的な視点で家族の未来を豊かにすることのはず。そのバランス感覚を忘れないことが、何よりも大切です。

※「守りの投資」である積立との組み合わせについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。(記事②への内部リンクを想定)

賢く“攻める”ママ投資家へのステップアップ

さて、ここまで仮想通貨を「副業」として捉え、賢く付き合っていくための方法や心構えについて、一緒に見てきました。

この記事を読み終えた今、あなたの心の中には「なんだか面白そう!やってみたい!」というワクワクした気持ちと、「でも、やっぱり少し怖いな」というドキドキした気持ちが、入り混じっているかもしれません。その感覚は、とても自然で、大切なものだと思います。

仮想通貨は、正しい知識を持って向き合えば、私たちの家計や人生に新しい可能性をもたらしてくれるツールになり得ます。でもそれは、「何のために投資をするのか」という目的を、決して見失わないことが前提です。

「お小遣いを増やして、年に一度、家族でリッチな旅行がしたい」
「新しい金融の知識を身につけて、ママとしてだけでなく、一人の女性として自信を持ちたい」
「将来のお金の選択肢を、少しでも広げておきたい」

そんなあなた自身の目的がしっかりしていれば、目先の価格の動きに心をすり減らしたり、SNSの甘い言葉に惑わされたりすることなく、あなた自身のペースを守れるはずです。

この記事でお伝えしたかった「攻めの投資」とは、無謀なリスクを取って一攫千金を狙うことではありません。NISAなどで「守り」の土台をしっかりと固めた上で、ほんの少しの勇気と好奇心を持って、新しい世界の扉をノックしてみるということです。

仮想通貨投資は、家事や育児の合間のスキマ時間を活用して、自分のペースで賢く楽しめる、“新しい副業の形”です。

周りと比べず、焦らず、無理をせず。
ぜひ、あなたらしい「マイペース投資」で、賢く攻めるママ投資家への第一歩を踏み出してみてくださいね。


あなたの「知りたい」に合わせた次のステップ

「やっぱり安全性やリスクについて、もっと詳しく知りたい!」というあなたへ
→ 【内部リンク】仮想通貨のハッキング対策は?初心者が知るべき3つのセキュリティ知識(第3記事へ)

「まずはコツコツ『守り』の投資から固めたいな」と感じたあなたへ
→ 【内部リンク】NISAとどう違う?Coincheckつみたての始め方とメリット・デメリット(第2記事へ)

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